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概要
関連文献
姓氏家系大辞典
-カシフカシフ-カシマ二四九 カシマカシマは之を邪可郡より伐採せしものなれば、以つて上古の狀態を窺ふべく、此等によりて、鹿島神宮は、もと那珂國の神社なりしと考へらる。殊に那珂國造の初祖は風土記に建借間命と載せ、國造本紀には建借馬命に作る借間、借馬は共にカシマにして、鹿島、香島に等し、而して建は勇武なるを表はしたる美稱に外ならず。卽ち此の命は此の地名、或は神名を負ひたるにて、鹿島神宮と此の國造との關係の一層親密なるを覺ゆべく、恐らく此の神宮は建借間命、或は命と關係深き前後の人によりて創造され、爾來其の裔なる那珂國造の氏神として崇敬を受けしものと考へらる。猶ほ此の國造は古事記、國造本紀等に據るに多臣(大臣)の族なれば、風土記が此の神宮の本宮を天の大神社と載せたるは、大氏の神社の意と解され、又後述の如く、此の神の苗裔神(分社)の奧州東海岸に多きは、此の國造と同族なる磐城臣等の勸請なりと考へらるれば、當神社は單に那珂國造の氏神たるに止まらず、東國に於ける多氏全體の崇敬を受け給ひしものと想像せらる。此等の事は拙
(太田亮『姓氏家系大辞典 第2巻』磯部甲陽堂(1943年)1151頁)