酒部(1)
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概要
関連文献
姓氏家系大辞典
職業部の一にて、釀造の事を職とせる品部なり。酒は太古より存し、神話にも素盞鳴尊が酒に辭ひて吐散し給ひしと云ひ、又神功皇后の御歌には、少名御神を酒の神とし、後には松尾の神·大山昨命を酒の神として尊崇す。其の氏子には秦酒公(ハタ條參照)あり。かく個有の釀造法も存せしが、その大いに發達せしは、漢韓の釀造法の傳はりし後ならんか。當時·酒は靈藥として、神社との關係甚だ深かりしが如し。酒部の民は中古に至りても官戶として猶ほ存す。職員令、宮内省の被官に造酒司あり。「正一人、酒を釀し、酸、酢の事を掌る。佑一人、令史一人。酒部六十人、行陽に供する事を掌る。使部十二人。直丁一〇〇酒戶」、と見ゆ。1 (字陀)酒部大和の字陀にありし酒部を云ふ。古事記景行段に「神櫛王は、宇陀酒部云々の祖」とあるは、其の伴遺家の家系を云へるなり。猶ほ酒戶條參照。
(太田亮『姓氏家系大辞典 第3巻』磯部甲陽堂(1943年)2279頁)