田堀
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概要
関連文献
姓氏家系大辞典
多磨タマ武藏國に多磨郡あり、天長十年五月紀、日本靈異紀等に初見す。蓋し安閑紀に多氷电倉とあるに當るべし。和名抄には「多鷹郡、太婆、國府」と。新編風土記に「郡名の起る所は、さだかに傳へざれど、郡中三田領に大丹波、小丹波の兩村あり。是れ古へ太婆と唱へしよりどころなるべければ、是より始まるともいへり。一說に多摩川の水源は甲州都留郡丹婆山村より出で郡中に流れ入るゆへ、川の名も丹婆川と唱へしより起るともいへど、其の木說さだかならず。後世はすべて、たまと唱へり」と見ゆ。多摩タマ武藏の外、甲斐、下野等に此の地名存す。多萬タマ和名抄、長門國岡武郡に多萬〓あり。多末タマ三河、遠江の界·船方山城代に多末又三郞あり、今川方の將也、オホシカフチ條を見よ。玉造條參照。玉タマ正倉院天平十一年文書に玉國益なる者見ゆ。下りて大和國春日若宮領葛上郡伴田四東御庄應永注進に「玉王兵衞入道殿(マシ)」と。その他、備前等にも存す。太万タマ山城恭仁京發掘の文字瓦に太万とある者見ゆ。田間タマ上總にも此の地名あれど、は下野國都賀郡田間邑より起りしにて、小山系圖に「小山出羽守長村-七郞宗光(保崎、田間兩〓を領す)-宗貞」と載せ、また田間七郞宗光と見ゆ。塚田條參照。その他、信濃にも存す。
(太田亮『姓氏家系大辞典 第4巻』磯部甲陽堂(1944年)387頁)