玉祖(5)
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概要
関連文献
姓氏家系大辞典
5周防の玉祖氏和名抄、周防國佐波郡に玉祖〓を收め、多萬乃於也と註す。同郡に當地方の大社玉祖神社ありて、右田村に鎭座す。延喜式に二座と註し、三代實錄、貞觀九年に從三位を授け、日本紀略康保元年に從一位を授け奉る。神祇志料に「玉祖神社二座はもと惠良村に在りしを、後に今の大崎村に遷す。卽ち周防の一宮也(今昔物語、一宮記)。天平十年、本社の神稅稻三千八百三十四束を以つて、神社改造等の雜用料に充て、又福奇玉作部五百背に三年田租を免じ、神稅二百東を分け給ひき。是よりさき、神宣あるを以つて也(東大寺正倉院文書)。大同元年、神封十戶を寄せ給ふ(新抄格勅符)。神社に禰宜あり、宮司あり、世々玉祖氏を以つて、之を任ぜらる(東大寺正倉院文書)。今に至りて玉祖氏、其の祭事を掌る斜名帳打聞)。實に玉祖神の神孫也(新撰姓氏錄)」と。玉作部條參照。氏人は今昔物語卷十七に「周防國の一宮に玉祖大明神と申す神·在ます。其の社の宮司にて、玉祖惟高と云ふ者有りけり。神社司の子孫也」と見え、元亨釋書に「周州玉祖神宮司惟高は、累世の神官也。心を佛乘に歸し、地藏號を唱へ、長德四年、便ち地蔵六像を刺す」などあり。名族たりしを知るべし。
(太田亮『姓氏家系大辞典 第4巻』磯部甲陽堂(1944年)387頁)