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河野(3)

提供: 氏族家系データベース

概要

関連文献

姓氏家系大辞典

3河野氏は平家物語卷六に「伊豫の國の住人河野四郞通〓、一向·平家を背いて、源氏に同心云々。子息四郞通信は安藝國の住人奴田次郞は、母方の伯父なりけれは、其へ越して有合はず云々」とまた卷九に「大音聲を揚て、伊豫國の住人、河野四郞越智通信、生年廿一」と、東盤養和元年閏二月十二日條に「河野四郞越智通〓·平家に反す」と。當時既に越智と云ひとあり。次にしものゝ如し次に源平盛衰記に豫國より飛脚ありて、六波羅に著、披狀云、當國の住人河野介通〓、去年の冬の比より、謀叛を發して、道前道後の境高繩の城に引籠る、云々」と。又「河野四郞通信は元來源氏に志ありければ、所々の軍に家子郎等、多く討れたりけれ共、千餘騎の軍兵を牽して、伊豫國より聽來て勢を合す」と見ゆ。次に東鑑卷二、四、九、十六、十七に河野四郞通信、殊に十八、元久二年間七月廿九日條には「河野四郞通信·勤功他に異るに依り、伊豫國御家人卅二人、守護の沙汰を止め、通信の沙汰と爲し、御家人役を勤仕せしむべきの由、御書(將軍御判を載す)を下さる。件の卅二人名字、御書の端に載せらるゝ所也。善信之を奉行す。賴季(淺海太郞、同舍弟等)、公久(橘六)、光達(新三郞)、高茂(浮穴大夫)、高房(田窪太郞、同舍弟)、家員(白石三郎一に白名)、兼恒(高野小大夫、同舍弟)、〓員(埴生太郞、同舍弟)、家蓮(眞善房、一に實蓮、眞膳房)、重仲(井門太郞)、山前權守(同子、一に第)、信家(大內三郞、同弟)、高久(十郞大夫)、餘戶源三入道(俊恒)、(久万大郎大大、同弟)、永助(久万太郞)、安任(江四郞大夫)、家平(吉木三郞、一に告木)、高兼(同四郎、同舍弟)、長員(別宮大夫)、賴高(別宮新大夫、同會弟)、吉盛(別宮七郞大夫)、安時(三島大祝)、賴重(彌熊三郞、一に彌能)、遠安(衞三大夫、同舍弟、一に藤三)、信任(江次郎大夫)、紀六太郞、信忠(寺町五郞大夫)、時永(寺町小大夫)、助忠(主藤三)、忠貞(寺町十郞)、賴恒(太郞)、巳上三十二人云々」と。當時の勢力想像するを得べし、第一項參照。また卷三十五に、河野左衞門入道、四十一、四十八に河野左衞門四郞、四十二、四十五に河野左衞門四郞通時。承久記卷三に河野の四郞入道通信、子息太郞等見え、元寇の際には竹崎五郞繪詞に「いよのかはのの六郞道有、生年三十二、みちありのちやくしかはのの八郞(通忠)、」また八幡愚童記に「伊豫國住人河野六郞通宗、異賊警固の爲、本國を立し時、十年中衆古寄せ來らずば、異國へ渡て合戰すべしと起請文十枚まで書き、氏神三島社にて灰に燒いて自飮などして、此の八ケ年まで相待つ云々」とあり。 次に梅松論卷下、尊氏上洛の條に「伊與の河野の一族云々」また「河野對馬入道、」博多日記に「河野土居九郞通益、」また太平記卷六に「河野九郞、四國の兵を率して、大船三百餘艘にて、尼崎より襄りて下京に著く」と。また卷八に「河野九郞左衞門尉、」「河野九郞をば、對馬守に成されて、御劔を下さる、」卷九に「河野對馬守通治、」「河野對馬守が猶子に、七郞通遠、」卷十四に「伊豫に河野對馬入道、十十六に河野備後守通治、十七に河野備後守通治、同備中守通綱、廿二に河野備前守通〓等を載せ、忽那島開發記に「興國三巳年、河野對馬入道善慧、正平廿二年河野通直、觀應六年河野刑部大輔、その他、河野通能、同彦四郞通里、同對馬守、同通久、通基(通元)、文安元·河野〓通、同五·河野通明、長祿三·河野通生、」等以下多く,また長祿寬正記に「伊藤國の住人河野伊豫守通春、上意に背きしかば、伊豫の字都宮、並に細川讃州家人等馳向ふ」と。應仁記に「伊豫河野二千餘騎、」こは西軍也、當時河野氏二派に分れし事前に云へリ。又廳仁私記に「河野四郞政通(伊豫ず、越智)」と。次に海東諸國記に「〓通、度寅年、壽蘭護送と稱し、使を遣はして來朝す。まして山城居住、四國伊豫の住人河野利部大輔藤原朝臣教通と書し、壽蘭·兵中を往來す、故に多く譲送と稱して來る者、下同じ」とaまた伊豫州條に「盛秋、戊子年使を遣はして來朝す。書して伊豫州川野山城守越智朝臣盛秋と稱し、宗貞國の請を以つて接待す」と見ゆ。永祿六年諸役人附、外標素、大名在國衆に「河野左京大夫通宣(伊豫園)」と。又安西軍業に「河野彈正忠通直息、四郞通宣(伊豫國)」。見聞諸家紋に又忽那開發記に「其の昔、河野浮穴四郞爲世在京の節、祖父關白道長卿撰び出され、遂に伊奧守に任ぜらる云々」と。

(太田亮『姓氏家系大辞典 第2巻』磯部甲陽堂(1943年)1151頁)

尊卑分脈(記事名の出現頁・OCR照合)

  • 『本朝尊卑分脈』(洞院公定撰、写本、国立国会図書館デジタルコレクション)巻[4]:10頁
  • 『本朝尊卑分脈』(洞院公定撰、写本、国立国会図書館デジタルコレクション)巻[8]:74頁

新撰姓氏録考証(記事名の出現頁・OCR照合)

  • 『新撰姓氏録考証』(栗田寛著、1900、国立国会図書館デジタルコレクション)上(巻1-10):95頁、96頁
  • 『新撰姓氏録考証』(栗田寛著、1900、国立国会図書館デジタルコレクション)巻之2:35頁、36頁
  • 『新撰姓氏録考証』(栗田寛著、1900、国立国会図書館デジタルコレクション)巻之18:5頁
  • 『新撰姓氏録考証』(栗田寛著、1900、国立国会図書館デジタルコレクション)巻之1-10:95頁、96頁
  • 『新撰姓氏録考証』(栗田寛著、1900、国立国会図書館デジタルコレクション)索引:9頁

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関連論文

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