大藏秦
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概要
関連文献
姓氏家系大辞典
○大藏秦公山城の大族にして、大藏に仕へしより此の名あり。古語拾遺に「長谷朝倉朝に至り、更に大藏を立て、秦氏·其の物をオホクラ二一〇出納し、東西文氏·其の簿を勘錄す。是を以つて漢氏姓を賜ひて内蔵、大藏と爲す、」と見え、又雄略紀十五年條に一諸秦氏を役し、八丈の大藏を宮側に構へ、其の質物を納む、故に其の地を名づけて長谷朝倉宮と曰ふ。是の時始めて大藏官員を置き、酒を以つて長官と爲す、」とありて、兩書の記事一致す。酒とは秦氏の人にて實に此の氏の祖たる也。秦酒公の後に大津父あり。欽明紀卽位前紀に「大藏省に拜す、」(省は卿の誤にて、舊事紀帝皇本紀欽明條には、此の人を「大藏卿に拜す、」)と載せたり。又此の子孫に志勝あり、姓氏錄に「大藏秦公志勝」と見ゆ。卽ち大藏を管理するを以て、兩者を重ねて斯く云ふや明白ならん。以上を表にすれば、此の氏は「秦酒公(大議長官)···大藏秦公志勝···秦大津父(大藏卿)秦大藏造···秦大藏連ならんと考へらる。猶ほナガクラ條を見よ。
(太田亮『姓氏家系大辞典 第1巻』磯部甲陽堂(1942年)2頁)