8肥後第一項の族、その祖細川忠興に仕ふ。幕末·横井太平の二男に平四郞時存あり。小楠と號し、又畏齋と曰ひ、晩年、沼山津村に居りて沼山と號す。家世々風後僕に仕ふ。文化六年熊本に生る。煙義を講明し、宋儒格致の陳腐を排して別に道義の學るを務む、時人目して實學とす。幕末功多く、維新の際、參與に擧げられしも、明治二年正月暗殺さる。その男時雄·小楠兄の子左平太の後を嗣ぐ。
(太田亮『姓氏家系大辞典 第6巻』磯部甲陽堂(1944年)5678頁)