一(8)
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概要
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姓氏家系大辞典
8武藏の近藤氏男衾郡近藤氏は親王家に陪從して下ると云ふ。眞下條を見よ。又北條家臣に近藤出羽守あり、新編風土記、多摩郡館村條に「古蹟近藤出羽守屋舗蹟、小名四ツ谷にあり。その構の廣狹は詳ならず。近き邊小名和田に馬場蹟と云ふ所もあれば、これらもなべて、出羽守が屋舗の内なるべし。按ずるに小田原記に、天正十八年六月廿二日、八王子の城へ押寄す。此の城は氏政の舍弟北條陸奥守氏照の居城たり。氏照は小田原にましまし、本城に横地監物、二丸に中山勘解由、狩野一庵、近藤出羽守·籠りしと、中下野國榎本小山の兩城も陸奥守の城なり。榎本には近藤出羽守籠りしを、結城の晴朝先陣にて、是も不日に責落すとあり。卽ちこの出羽守のことなるべし。されど榎本の城代は出羽守にして、晴朝の貴おとせしときは、その家人などの守りしなるべし。出羽守は八王子にて討死せしことは論なかるべし。」と。又「下長房村に出羽山あり、近藤出羽守の舊蹟な."と云ふ。又秩父郡三山村に近藤氏あリ。「是も數代名主役を勤む、古き年貢の割附、並に古き鞍一口を所持す、」と云ふ。
(太田亮『姓氏家系大辞典 第3巻』磯部甲陽堂(1943年)2279頁)