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條を見よ。13長門の海部貞觀元年二月紀に「長門國醫師從八位下海部男種麻呂を採銅使と爲す」と見ゆ。14備前の海部類聚三代格卷一、天平三年六月廿四日の勅に「備前國海部」と見は。海部此の國に多かリしが如し。15備中の海部同上勅に備中國海部首見ゆ。此の國にも海部氏多かりしなり。16安藝の海部和名抄佐伯郡に海郷あり海部より起るや想像するに雖からず。17播磨の海部海直條を見よ。18隱岐の海部和名抄、海部郡海部〓見えて安末と註し、神名式、知夫郡に海神神 | 條を見よ。13長門の海部貞觀元年二月紀に「長門國醫師從八位下海部男種麻呂を採銅使と爲す」と見ゆ。14備前の海部類聚三代格卷一、天平三年六月廿四日の勅に「備前國海部」と見は。海部此の國に多かリしが如し。15備中の海部同上勅に備中國海部首見ゆ。此の國にも海部氏多かりしなり。16安藝の海部和名抄佐伯郡に海郷あり海部より起るや想像するに雖からず。17播磨の海部海直條を見よ。18隱岐の海部和名抄、海部郡海部〓見えて安末と註し、神名式、知夫郡に海神神 | ||
m社二座を載す。天平五年二月十九日の隱能國正稅帳に「郡司大領外正八位下動十二等海部諸石」など見えたり。19出雲の海部天平十一年、出雲國眼給歷名帳に「河内達伊美里温館羊女、出雲〓朝妻異海部赤賣、杵筆縮因佐里、部部刀良、外一人、澤部馬依外三人」を載せ、また元慶元年九月紀に「出雲國言ふ、楯縫郡の白木郞海部金麻呂、同姓黑魔呂」見ゆ。廣く分布せしが如し。20因幡の海部因幡圓養老五年戶籍に、「戶主海部牛麻呂外十四人、海部忌飯女等」を載す。岩井郡に海士村あり。21但馬の海部海部直を見よ、城崎郡に餘戶〓見ゆ、アマベにて海部の住居せし地ならんと。神名式同郡に海神社を載す。22丹後の海部和名抄、熊野郡に海部〓あり。此の部民の多かりしを知るべし。今昔物語二十三の二十二に「今ハ昔丹波ノ國ニ海ノ恒世ト云、右ノ相模人有ケリ」と見ゆるは此海部の後裔なるべし。猶ほ海部直あり、當國の大族とす。彼の有名なる水江浦島子も海部の人也。23攝津の海部姓氏錄が韓海部首を攝津に貫するにより、此地に澤部の住居せし事想像さる。今の尼ヶ崎市は海人が崎にて、海部の住みし地なるべし。24伊勢の海部和名抄河曲郡に海部〓あUo阿末と註す。25尾張の海部海部郡あり。和名抄に阿末と詐す、同郡に海部〓もあり。熱田緣起に宮酢媛下世の後、祠を建て、之を崇祭す。氷上姉子天神と號す。其の詞愛知郡米上邑に在り、海部氏を以つて神主と爲す。海部は是れ尾張氏の別姓也」と見ゆ。猶ほ中島郡にも海部あり、中島海部と云ふ。26三河の海部海直條を見よ。27遠江の海部高山寺本倭名抄敷智郡に海一〓(阿萬)を載せたり、これ海部の住居せし地なるべし。23上總の海部和名抄市原郡に海部〓を載せ、阿萬と註す。2)信濃の海部和名抄小縣郡に海部〓あリ、安末無倍と註す。高山寺本には安末倍とす。此の國に安曇氏の榮えし | m社二座を載す。天平五年二月十九日の隱能國正稅帳に「郡司大領外正八位下動十二等海部諸石」など見えたり。19出雲の海部天平十一年、出雲國眼給歷名帳に「河内達伊美里温館羊女、出雲〓朝妻異海部赤賣、杵筆縮因佐里、部部刀良、外一人、澤部馬依外三人」を載せ、また元慶元年九月紀に「出雲國言ふ、楯縫郡の白木郞海部金麻呂、同姓黑魔呂」見ゆ。廣く分布せしが如し。20因幡の海部因幡圓養老五年戶籍に、「戶主海部牛麻呂外十四人、海部忌飯女等」を載す。岩井郡に海士村あり。21但馬の海部海部直を見よ、城崎郡に餘戶〓見ゆ、アマベにて海部の住居せし地ならんと。神名式同郡に海神社を載す。22丹後の海部和名抄、熊野郡に海部〓あり。此の部民の多かりしを知るべし。今昔物語二十三の二十二に「今ハ昔丹波ノ國ニ海ノ恒世ト云、右ノ相模人有ケリ」と見ゆるは此海部の後裔なるべし。猶ほ海部直あり、當國の大族とす。彼の有名なる水江浦島子も海部の人也。23攝津の海部姓氏錄が韓海部首を攝津に貫するにより、此地に澤部の住居せし事想像さる。今の尼ヶ崎市は海人が崎にて、海部の住みし地なるべし。24伊勢の海部和名抄河曲郡に海部〓あUo阿末と註す。25尾張の海部海部郡あり。和名抄に阿末と詐す、同郡に海部〓もあり。熱田緣起に宮酢媛下世の後、祠を建て、之を崇祭す。氷上姉子天神と號す。其の詞愛知郡米上邑に在り、海部氏を以つて神主と爲す。海部は是れ尾張氏の別姓也」と見ゆ。猶ほ中島郡にも海部あり、中島海部と云ふ。26三河の海部海直條を見よ。27遠江の海部高山寺本倭名抄敷智郡に海一〓(阿萬)を載せたり、これ海部の住居せし地なるべし。23上總の海部和名抄市原郡に海部〓を載せ、阿萬と註す。2)信濃の海部和名抄小縣郡に海部〓あリ、安末無倍と註す。高山寺本には安末倍とす。此の國に安曇氏の榮えし | ||
===系図綜覧(記事名の出現頁・OCR照合)=== | |||
*『系図綜覧』(国書刊行会編、1915、国立国会図書館デジタルコレクション)第二:[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/1879314?page=121 121頁] | |||
*『系図綜覧』(国書刊行会編、1915、国立国会図書館デジタルコレクション)第2:[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/945804?page=119 119頁] | |||
*『系図綜覧』(国書刊行会編、1915、国立国会図書館デジタルコレクション):[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/969147?page=353 353頁] | |||
===本朝武家諸姓分脈系図(記事名の出現頁・OCR照合)=== | |||
*『本朝武家諸姓分脈系図』(写本、国立国会図書館デジタルコレクション)巻[264]:[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593537?page=6 6頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593537?page=9 9頁] | |||
*『本朝武家諸姓分脈系図』(写本、国立国会図書館デジタルコレクション)巻[269]:[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=10 10頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=15 15頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=21 21頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=27 27頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=28 28頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=29 29頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=30 30頁]、[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/2593542?page=33 33頁] | |||
===華族類別譜(記事名の出現頁・OCR照合)=== | |||
*『華族類別譜』(柴山典編、1884、国立国会図書館デジタルコレクション)上巻皇別:[https://lab.ndl.go.jp/dl/book/780644?page=109 109頁] | |||
==系図・系譜== | ==系図・系譜== | ||
2026年10月24日 (土) 07:52時点における版
概要
関連文献
姓氏家系大辞典
條を見よ。13長門の海部貞觀元年二月紀に「長門國醫師從八位下海部男種麻呂を採銅使と爲す」と見ゆ。14備前の海部類聚三代格卷一、天平三年六月廿四日の勅に「備前國海部」と見は。海部此の國に多かリしが如し。15備中の海部同上勅に備中國海部首見ゆ。此の國にも海部氏多かりしなり。16安藝の海部和名抄佐伯郡に海郷あり海部より起るや想像するに雖からず。17播磨の海部海直條を見よ。18隱岐の海部和名抄、海部郡海部〓見えて安末と註し、神名式、知夫郡に海神神 m社二座を載す。天平五年二月十九日の隱能國正稅帳に「郡司大領外正八位下動十二等海部諸石」など見えたり。19出雲の海部天平十一年、出雲國眼給歷名帳に「河内達伊美里温館羊女、出雲〓朝妻異海部赤賣、杵筆縮因佐里、部部刀良、外一人、澤部馬依外三人」を載せ、また元慶元年九月紀に「出雲國言ふ、楯縫郡の白木郞海部金麻呂、同姓黑魔呂」見ゆ。廣く分布せしが如し。20因幡の海部因幡圓養老五年戶籍に、「戶主海部牛麻呂外十四人、海部忌飯女等」を載す。岩井郡に海士村あり。21但馬の海部海部直を見よ、城崎郡に餘戶〓見ゆ、アマベにて海部の住居せし地ならんと。神名式同郡に海神社を載す。22丹後の海部和名抄、熊野郡に海部〓あり。此の部民の多かりしを知るべし。今昔物語二十三の二十二に「今ハ昔丹波ノ國ニ海ノ恒世ト云、右ノ相模人有ケリ」と見ゆるは此海部の後裔なるべし。猶ほ海部直あり、當國の大族とす。彼の有名なる水江浦島子も海部の人也。23攝津の海部姓氏錄が韓海部首を攝津に貫するにより、此地に澤部の住居せし事想像さる。今の尼ヶ崎市は海人が崎にて、海部の住みし地なるべし。24伊勢の海部和名抄河曲郡に海部〓あUo阿末と註す。25尾張の海部海部郡あり。和名抄に阿末と詐す、同郡に海部〓もあり。熱田緣起に宮酢媛下世の後、祠を建て、之を崇祭す。氷上姉子天神と號す。其の詞愛知郡米上邑に在り、海部氏を以つて神主と爲す。海部は是れ尾張氏の別姓也」と見ゆ。猶ほ中島郡にも海部あり、中島海部と云ふ。26三河の海部海直條を見よ。27遠江の海部高山寺本倭名抄敷智郡に海一〓(阿萬)を載せたり、これ海部の住居せし地なるべし。23上總の海部和名抄市原郡に海部〓を載せ、阿萬と註す。2)信濃の海部和名抄小縣郡に海部〓あリ、安末無倍と註す。高山寺本には安末倍とす。此の國に安曇氏の榮えし
系図綜覧(記事名の出現頁・OCR照合)
- 『系図綜覧』(国書刊行会編、1915、国立国会図書館デジタルコレクション)第二:121頁
- 『系図綜覧』(国書刊行会編、1915、国立国会図書館デジタルコレクション)第2:119頁
- 『系図綜覧』(国書刊行会編、1915、国立国会図書館デジタルコレクション):353頁
本朝武家諸姓分脈系図(記事名の出現頁・OCR照合)
- 『本朝武家諸姓分脈系図』(写本、国立国会図書館デジタルコレクション)巻[264]:6頁、9頁
- 『本朝武家諸姓分脈系図』(写本、国立国会図書館デジタルコレクション)巻[269]:10頁、15頁、21頁、27頁、28頁、29頁、30頁、33頁
華族類別譜(記事名の出現頁・OCR照合)
- 『華族類別譜』(柴山典編、1884、国立国会図書館デジタルコレクション)上巻皇別:109頁